第54期王位戦七番勝負第2局 Feed

2013年7月22日 (月)

16時30分、対局室の検分が行われました。

中の坊瑞苑で王位戦が開催されるのは32期連続、32回目になります。最初に王位戦の舞台となったのは、第23期(1982年)七番勝負第2局▲中原誠王位-△内藤國雄九段戦(肩書きは当時)でした。

王位通算14期の羽生王位にとって、中の坊瑞苑は慣れ親しんだ対局場です。盤・駒や照明、空調に特に問題はなく、検分は5分ほどで終了しました。

4_0 (対局場を確認する両対局者と関係者)

4_1_2 (羽生王位)

4_2 (行方八段。リラックスした表情だ。第1局を終えてタイトル戦の舞台にも慣れてきたことだろう)

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4_4 (立会人を務める井上九段と小阪七段。
対局者の到着を待つ間、窓の外では雷が鳴り始めた。23・24日はあまり天候が優れないようだ。
「帰り、よかったら送っていきましょか?」(車で有馬入りしている井上九段)
「うーん、大丈夫やで」(小阪七段)
「そんなに運転が心配ですか」(井上九段)
クスリと笑う羽生王位)

(若葉)

到着後、主催の神戸新聞社によるインタビューが行われ、第2局に向けての抱負が語られました。

3_2 (インタビューに答える羽生王位。「積極的に面白い将棋が指せるようにがんばりたいです」と意気込みを述べた)

3_1 (行方八段。和服での対局や前夜祭など、タイトル戦は慣れない環境での戦いとなる。「1局目はじっと待っている将棋だったので、第2局は勢いのある将棋が指せたらと思います。伸び伸びと指して、熱戦になれば」と第2局に懸ける思いを語った)

(若葉)

14時30分頃、両対局者が「中の坊瑞苑」に到着しました。 羽生王位はこの1週間で4局目の対局(非公式戦を含む)。過密日程ですが、疲れを感じさせない明るい表情でした。

2_1(関係者に出迎えられる羽生王位)

2_2(ファンのサインに快く応じる)

2__2(行方八段)

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(若葉)

行方尚史八段が羽生善治王位に挑む第54期王位戦七番勝負。第1局で角換わりの戦いを制した羽生王位の先勝で第2局を迎えました。挑戦者がタイトル戦初白星を挙げて1勝1敗に持ち込むのか、それとも王位が2連勝とするのか。注目の第2局は兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」に舞台を移して行われます。

対局開始は2013年7月23日(火)9時。先手番は挑戦者・行方八段です。

立会人: 井上慶太九段
副立会人: 小阪昇七段
記録係: 荒木隆三段(22歳、森信雄七段門下)

第2局の中継は棋譜・コメント入力を牛蒡記者、ブログを若葉が担当してお送りします。

0_1(中の坊瑞苑)

(若葉)