第53期王位戦七番勝負第2局 Feed

2012年7月24日 (火)

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平藤七段と石田三段の予想は▲9二歩です。
控え室も▲9二歩。以下△同香▲6五角まで進むと見ています。以下はその補足情報です。

■屋敷九段 「△9二同香に代えて△7四歩も少し考えましたが、後手としては相当やりにくいと思います」

■久津女流初段 「▲9二歩を入れずに▲6五角は△9五歩▲9二歩の瞬間が甘いので、▲9二歩△同香▲6五角が自然です」

■箭子3級 「先手を持って指してみたいです。▲6五角以下、△8六歩は▲8五歩△同飛▲8六銀でしょうか」

(牛蒡)

3517時ごろの局面。手数は35手、封じ手まであと1時間。ここ数手以内に封じ手になるでしょう。あるいは、この局面で封じ手になってもおかしくありません。中盤戦の重要局面を迎えています。


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(控え室の勝浦修九段。北海道紋別市出身)
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(勝浦九段の手元には封じ手の封筒が用意されていた)

(牛蒡)

33藤井九段は長考の末に▲9五歩と桂頭を攻めました。桂は先手が最も欲しい駒、後手が最も渡したくない駒です。本譜は以下△9五同歩▲同香と進みました。激しい変化に進みそうです。


(牛蒡)