第53期王位戦七番勝負第2局 Feed

2012年7月24日 (火)

10_2図は角交換振り飛車でもなく、居玉で駒組みを進める藤井システムでもなく、ましてや角道を止める旧来の四間飛車でもありません。

Twitter解説の平藤七段は「斬新な出だし」と評しています。

「斬新な出だしになりました。お互い角をいつでも交換できるので模様取りに神経をつかいます。10手目△8四歩に▲6六歩なら馴染みの形に戻るのですが」
(平藤七段)


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(午前10時、両対局者にホットコーヒーが出された)

(牛蒡)

6藤井九段の作戦は角道オープン型の四間飛車でした。第1局の千日手局は後手・角交換振り飛車、指し直し局は先手・藤井システム、図の局面で▲2二角成とすれば本局は先手・角交換振り飛車となります。

しかし藤井九段の選択は図から▲3八玉。以下△3二玉に▲2二角成は△同玉があるので、藤井九段はしばらく角を交換せずに戦う構想と思われます。


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(花びしホテルの中庭)

(牛蒡)