第53期王位戦挑戦者決定リーグ Feed

2012年5月11日 (金)

Fw_9818時26分、船江五段が投了を告げた。図から(1)▲4八金は△4七桂▲5八玉△4八角成▲同玉△3九銀以下、(2)▲4九玉は△4八金▲同飛△同角成▲同玉△3六桂以下の即詰み。紅組優勝を果たした渡辺竜王は、白組優勝の藤井九段と挑戦者決定戦を戦う。


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(終局直後の様子)

(文)

先手:高橋道雄九段
後手:日浦市郎八段
持ち時間:4時間
消費時間:▲3時間23分、△2時間47分
終局時刻:17時50分

▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀
▲5六歩 △5四歩 ▲4八銀 △4二銀 ▲5八金右 △3二金
▲7八金 △5二金 ▲6九玉 △7四歩 ▲7七銀 △3三銀
▲7九角 △3一角 ▲3六歩 △4四歩 ▲6七金右 △4三金右
▲3七銀 △7三銀 ▲3五歩 △同 歩 ▲同 角 △7五歩
▲同 歩 △同 角 ▲7九玉 △4一玉 ▲8八玉 △3一玉
▲4六角 △6四角 ▲2六歩 △2二玉 ▲2五歩 △8五歩
▲3四歩 △同 金 ▲3五歩 △4五金 ▲6四角 △同 銀
▲4六銀 △7六歩 ▲同 銀 △7五歩 ▲4五銀 △同 歩
▲3四歩 △同 銀 ▲4四角 △3三銀 ▲7一角成 △8四飛
▲3五歩 △4三銀 ▲9五金 △7四飛 ▲6一馬 △7六歩
▲8五金 △7七銀 ▲同 桂 △同歩成 ▲同金上 △同飛成
▲同 金 △7六歩 ▲同 金 △7五歩 ▲2四歩 △同 銀
▲7七金 △7六桂 ▲同 金 △同 歩 ▲7八歩 △6七金
▲9六歩 △7七歩成 ▲同 歩 △7六歩 ▲同 歩 △7三桂
▲4三馬 △同 金 ▲8二飛 △3三玉 ▲3四銀 △同 金
▲同 歩 △4三玉 ▲3五桂 △3四玉 ▲3二飛成 △3三金
▲2四飛 △同 歩 ▲2三銀 △2五玉 ▲2六歩 △3五玉
▲3三龍 △同 桂 ▲3四金
まで111手で先手の勝ち

Th_111

(文)

Ht_75▲広瀬-△戸辺戦は右半分の戦いが収束し、左側、いよいよ玉側の攻防に移りつつある。▲9五歩(図)は相穴熊では定番の端攻め。これが利くのが居飛車の強みで、「振り飛車は受けないほうがいいのでは」という説もあるくらいだ。事前の▲8六香は△8五桂を消して端攻めの権利を独占するためのもの。広瀬七段、いよいよ後手穴熊の攻略を目指す。問題はこれで先手が局面をよくできるかどうかだ。
形勢はどうなのだろうか。控え室では鈴木八段、遠山五段がこの将棋を検討していて、両者「後手よし」の見解。この端攻めは勝負手ではないか、と見ているようだ。


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(文)

17時30分頃、検討陣の見解は次の通り。

▲船江-△渡辺戦 後手よし
▲牧野-△藤井戦 後手よし

このまま「よし」の側が押し切れば、挑戦者決定戦のカードは渡辺竜王-藤井九段になるが、果たして?

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(上田初美女王。真剣な表情で検討を見守る)

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(奥で永瀬拓矢五段が検討を見ている。鈴木八段が近くにいるときはいつも楽しそうだ)

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(文)

先手:村山慈明五段
後手:丸山忠久九段
持ち時間:4時間
消費時間:▲2時間51分、△3時間1分

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △8八角成 ▲同 銀 △2二銀
▲3八銀 △7二銀 ▲3六歩 △6四歩 ▲2五歩 △6三銀
▲3七銀 △3三銀 ▲6八玉 △5四銀 ▲7七銀 △8四歩
▲7八玉 △4四歩 ▲5六歩 △6五銀 ▲5五歩 △8五歩
▲4六銀 △4三角 ▲5四歩 △同 角 ▲5五銀 △3二角
▲2四歩 △同 歩 ▲3五歩 △7六銀 ▲3四歩 △8六歩
▲同 歩 △8七銀成 ▲6八玉 △4二銀 ▲6六銀上 △8六成銀
▲7七桂 △8七角成(図)

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