

【藤井聡太王位インタビュー】
--第4局を振り返って、また第5局の意気込みを。
「2勝2敗のあとの第5局で大事な一局ですが、硬くならずに思い切って指せれば。これまでの4局の経験を踏まえて集中して深く読んでいければと思っています。第4局は中盤戦が難しく、何度か長考しましたが、その精度が十分ではなかったと思います」
--伊藤二冠の印象は。
「研究の深さはもちろんですが、中盤以降にこちらが気づいていない手でリードを奪われたり、あるいはうまく形勢を保たれたりということが何回もあったので、視野の広さが強さのひとつかなと感じています」
--話は変わりますが、鉄道ファンの藤井王位にニュースです。自動改札機が0機だった徳島に、今年6月に初めて自動改札機が導入されました。
「存じ上げませんでした。地方だとコストの問題もあってなかなか普及が進まないので、素晴らしいことだと思います。最近はQRコードなど新しいチケットの取り組みも増えているので、多くの方にとって手軽に利用できる改札サービスが増えていけば、非常にいいことかと思っています」
--明日の対局を控えて、徳島の将棋ファンにひとこと。
「何回も対局させていただいていますが、いつも地元の方の熱気があり、多くの方に楽しみにしていただいていることを実感しています。今年は最後まで目を離せないような充実した内容の将棋をお見せできるように精一杯頑張りたいです」

(2024年4月撮影の徳島駅。有人改札だった)

(今日の昼に撮影した徳島駅。自動改札機が導入されている)


【伊藤匠二冠インタビュー】
--第4局を振り返ってと、明日の第5局に向けて意気込みを。
「第4局は1日目から激しい展開で難しい局面が続いていました。少しずつ苦しさを感じながらも離されずについていくことはできたと思います。第5局はどちらが先に王手をかけるかという非常に重要な一局。こちらが後手番なので、どう中盤を互角で乗り越えて、きわどい勝負に持ち込めるかという戦いになってくるかと思います」
--藤井王位の印象は。
「全体的に完成度の高い将棋で、なかなかミスをする場面が少ないと思いますが、特に中盤戦の指し手の広い難しい局面でも急所を的確にとらえて指してこられる印象です」
--徳島に来られるのは初めてということですが。
「はい、川が見えるなど、自然を感じることができて、景観のいい街だなと思います。鳴門の渦潮は一度実際に見てみたいですね」
--対局で忙しいと思いますが、息抜きは。プロ野球の中日ファンだとお伺いしましたが。
「そうですね、はい。球場に行く機会は少ないですが、試合を見て息抜きをしています」
--王位戦は徳島では阿波踊りのあとのビッグイベントと位置づけられています。改めて徳島のファンにメッセージを。
「初めての徳島対局で、貴重な機会をいただきましたし、(七番勝負の)第5局は初めは開催されるかわからないという状況ですので、まずは第5局まで持ってくることができてほっとしています。明日からの2日間、全力を尽くして、よい内容をお見せしたいです」