戦型は第1局の千日手局、指し直し局に続いて、本局も角換わりとなりました。
しばらく進んで、下図は10時頃の局面。▲4五歩で藤井王位が仕掛けます。前例は昨年11月に指された、ALSOK杯第74期王将戦挑戦者決定リーグ戦▲永瀬-△近藤誠也七段(現八段)の1局のみ。▲4五歩以下、△4二飛▲4四歩△同銀▲7九玉△7五歩▲8三角と進みました。△7五歩の反発に対して馬を作る角打ちを放ち、流れは激しくなっています。船江七段は前例の進行を確認すると「▲4四歩△同銀▲7九玉の進行は、いつでも△5五銀左があるので、先手を持ってとても怖い気がします」と局面の印象を話しました。本局はこれまでの千日手模様から打って変わって、1日目から本格的な戦いに入るのでしょうか。
2025年7月15日 (火)