昨日の検分終了後、両対局者は記念撮影と個別にインタビューに応じました。
(藤井王位)
「中の坊瑞苑では6回目の対局で、馴染み深い対局場。食事も有馬のお湯も素晴らしく、本当にいつもいい状態で対局に臨めている。永瀬九段とは今年に入って王将戦、名人戦、そしてこの王位戦と二日制のタイトル戦で続けて対戦する。二日制だと互いの読みであったり、将棋観というものが直接的にぶつかり合ったりするところがあり、非常に勉強になるいい経験ができており、永瀬九段の強さというものをより一層感じる」
(永瀬九段)
「有馬温泉は日本でも有数の温泉地で、今回、対局で伺えるのをとても楽しみにしていた。藤井王位とは研究会でもかなり多く教わっているが、だからといって手の内が分かるわけではなく、そんな浅い相手ではない。名古屋まで行って教わるより、タイトル戦のほうが長い時間教われ、今回は二日制の8時間という持ち時間はわたしとしては望ましい。1局目で敗れてしまったのはかなり痛く、藤井王位に勝つのは大変と痛感した。明日も引き続きベストを尽くして、皆様にも見ていただくにふさわしい将棋を指したい」