両対局者が退場後、関係棋士が登壇して挨拶した。
佐藤康光九段 「立会人を務めさせていただきます。七番勝負が始まり、ご注目いただければと思います」
杉本昌隆八段 「王位戦対局の特別応援ツアーのアテンド棋士として来ておりまして、立会の仕事はまったく今年はしていません」
糸谷哲郎八段 「両対局者が面白く話されたと思いまして、見ている立場は気楽でいいと思いました」
高見泰地七段 「王位戦愛知県対局はかなり何回も連続でお邪魔していて、夏の始まりという気がして楽しみにしていました」
柵木幹太四段 「昨年に引き続き、応援ツアーのアテンドをさせていただいていて、光栄だなと思っています」
室田伊緒女流三段 「昨年は千日手のすごい将棋で、ツアーの方も急遽もう1泊延泊して大変だったと思いますが、今年もそのような熱戦を見られるかなと思っています」
鎌田菜月さん 「明日からさっそくなので、ピリピリしているのかなあと思っていたのですが、和やかな雰囲気で、それがギャップでした。
以上で前夜祭の模様を終わります。
対局は明日9時開始です。どうぞお楽しみに。
2025年7月
前夜祭(2)
両対局者と将棋好きアイドルで愛知県出身のSKE48・鎌田菜月さんが登壇した。
地元の将棋大会で優秀な成績を挙げた少年達から花束を贈呈され、記念撮影。
七番勝負への意気込みを語る藤井聡太王位。
「私はこどもの頃に小牧の将棋大会に何度か参加させていただきまして、小学3年生のときに優勝することができたのですが、先ほどの大きい置き駒を賞品としていただきました。なかなかあそこまで大きいサイズは非常に珍しくて、こども心に大変うれしく、家に持ち帰っていろいろなところに置いて眺めてみたりということは、いまでも記憶しています。多くの方に最後までお楽しみいただけるように全力を尽くしたいと思っています」
同じく、挑戦者の永瀬九段。
「先ほど小牧山に伺いました。歴史など伺って、戦の話などもしていただきまして、将棋に通じる部分がありますので、生かしたいなと思いました。対局場の合掌レストラン大蔵様で料理長の方に寄り添っていただきまして、私は食べるのが好きなので、明日からの食事も楽しみです。飲み物のほうも大変こだわっているとおっしゃっていたので、そちらもたくさん頼む予定です。王位戦といえば真夏のタイトル戦という印象で、私次第で熱いタイトル戦にできるかどうか決まるかと思っております。大変かと思いますが、集中して頑張りたいと思います」
前夜祭(1)
検分
伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦七番勝負、開幕
藤井聡太王位に永瀬拓矢九段が挑戦する、伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦七番勝負(主催:新聞三社連合、日本将棋連盟)は、7月5・6日(土・日)に愛知県小牧市「合掌レストラン大蔵」で開幕します。藤井王位は昨年度、連続5期となる防衛で永世王位の資格を得ました。今期は6期目を目指す戦いです。永瀬九段は王位戦では初のタイトル挑戦です。
第1局の主催は中日新聞社。持ち時間は各8時間。先後は振り駒で決定します。対局開始は9時。昼食休憩は12時30分から13時30分。1日目の18時を回ると、手番の棋士が次の手を封じ、翌日の9時から指し継ぎます。
本局の立会人は佐藤康光九段、副立会人は高見泰地七段、記録係は柳瀬俊輔初段(小林健二九段門下)が、それぞれ務めます。
現地大盤解説会(受付締切済み)には、伊藤匠叡王、藤井猛九段、宮嶋健太四段、野原未蘭女流二段が出演します。主催紙観戦記は内田晶さん、中日新聞WEB観戦記は勝又清和七段が担当します。
【主催:中日新聞社】
https://www.chunichi.co.jp/
【主催:日本将棋連盟】
https://www.shogi.or.jp/
【特別協賛:お~いお茶(伊藤園)】
https://www.itoen.jp/oiocha/
インターネット中継は棋譜コメントを飛龍、本ブログを八雲が担当いたします。
どうぞよろしくお願い致します。