五稜郭跡 五稜郭は1855年(安政2年)の函館開港に伴い、北方警備の目的で建造されました。防衛に際して死角をなくすため、名前の由来にもなった五角星形の稜堡を有しています。明治時代には戊辰戦争における最後の戦闘、箱館戦争の舞台になりました。現在は国の特別史跡に指定され、五稜郭公園として一般開放されています。函館市出身の二上達也九段は、父に連れられてよく五稜郭跡まで散歩に出かけたと自著で回顧し、「故郷を思うとき、真先に心に浮かぶのは五稜郭である」と記しています。