昼食休憩明けから▲3五歩(57分)△同歩(65分)▲5八金(5分)△7五歩(38分)▲5六角(17分)と進みました。考慮時間から中盤の勝負どころであることがうかがえます。飛車の横利きを通す△7五歩が大きな手になるので、黙っているわけにはいきません。渡辺九段は3筋を突き捨てて動く準備をすると、▲5六角(48手目)と急所のラインに角を据えました。
攻め駒を3筋方面に集中させて対応を尋ねています。控室で検討する森内九段は「戦いになるような気がしますね」と話します。17時を過ぎ、どちらが封じるか気になる時間帯になってきました。1日目のうちは本格的な戦いに入らないと見られていますが、2日目は早くから決戦に入る可能性も出てきました。