2024年5月30日 (木)

スローペース

2024053021

戦型は相掛かり。斎藤八段の△5二金(20手目)が形を決めて趣向の駒組みといえます。渡辺九段は▲9五歩(21手目)と端の位を取りました。長期戦になれば確実な主張になりますが、激しい流れになると端にかけた2手が緩手になる恐れもあります。斎藤八段が序盤から長考に沈みました。近年は事前研究を入念に行って序盤は早く進むケースも多く見られますが、本局はスローペースになっています。