2024年5月

2024年5月14日 (火)

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図は19時10分頃の局面です。直前で先手の羽生九段が寄せを目指して切り込んでいったかに思われましたが、どうやら話はそう簡単ではなかったようで、後手の飯島八段に手番が回っています。残り時間は、ともに10分を切っている状態。ともに秒読みの終盤戦になりそうです。

Dsc_36961 (羽生九段)

Oui20240514020188▲木村-△渡辺明戦は大詰めです。図は▲4五角と攻防手を放ったのに対し、△6六金と△5七銀以下の詰めろをかけたところ。先手はこのままだと受けが難しいので、後手玉に迫りながら自玉を安全にする順があるかどうか。木村九段は残り時間14分を投入しています。

Dsc_3792(木村九段)

74後手が△4九角成▲同銀△同飛成と踏み込みました。▲8五角の切り返しがあり、危険ではないかと検討されていた順です。先手玉も危険ではありますが、▲8五角以下△3八金▲同銀△3九銀▲1七玉△1五香に▲1六桂が好手で、詰みは逃れているといわれています。先手の技が決まるか、後手にさらなる切り返しがあるか。勝負のときを迎えています。

079_800 (佐藤九段にチャンス到来か。見切られているか)

Oui202405140501_86▲藤本-△斎藤慎戦は18時頃、図の局面まで進みました。藤本五段は手を止めています。玉頭に駒が迫り、後手玉には▲2四歩に△2二歩の受けがあってなかなか攻めが届きません。後手優勢となっています。

Fujimoto04 (藤本五段に起死回生の策はあるか)

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▲石井-△豊島戦は手数こそ短いですが、局面は終盤戦です。△4四銀に▲7二金と両取りをかけ、形勢は激戦ながら控室では「先手ペース」の声が聞かれました。△8三飛は▲5四銀△同歩▲7三金△同飛▲6五桂の筋があります。豊島九段は△8四飛と逃げましたが、▲7三金でボロッと銀を取れたのは大きそうです。

Dsc_0041(朝のひとコマ)

Dsc_0021