検討風景3 時刻は17時をすぎました。手数は39手、スローペースです。中村太地八段が控室を訪れました。羽生九段とは、八王子の将棋道場「八王子将棋クラブ」の先輩、後輩の間柄です。中村太八段は「時間がたつと先手がよくなりそうなので後手は動きたい。具体的には△6五歩と突けるかどうか」と話しています。羽生九段も△6五歩の成否を考えているのか、図で時間を投入しています。 (控室で検討する中村太地八段)