【白組】▲渡辺明-△冨田 先手優勢 図は渡辺明名人が▲8七銀打と角を追ったところ。△7七角成には▲3一飛成があり、以下後手が金取りを受けたときに「▲8八金と馬を追ってから▲8五桂が厳しい狙いで、はっきり先手よし」と立会人の金沢孝史六段は見ています。△5三角の辛抱にも▲8五桂で先手好調とのことで、現局面は先手がリードしているようです。 朝の様子。
【紅組】▲豊島-△羽生 混戦 図は17時35分頃の局面です。一時は羽生九段がうまく攻め手を作れそうな雰囲気もありましたが、豊島九段も簡単には崩れずに対応し、混戦になっています。いまのところは後手が攻勢を取っているものの、先手に手番がくれば▲3四歩や▲5四桂といった厳しい攻め筋があります。お互いに残り時間は1時間ほど。勝負どころを迎えています。 (羽生九段)
【白組】▲岡部-△増田康 選択肢 ▲岡部-△増田康戦は図の局面で17時を迎えました。手番の後手に有力な手段がいくつかあり、チャンス到来といえそうです。自然な攻めである△7七歩成、一気に攻め倒さんとする△5八歩成▲同銀△同飛成▲同飛△6七銀打、直前の▲4五金を無効化させようとする△4六歩などが考えられます。 (増田七段は何を選ぶか)
【紅組】▲服部-△徳田 徳田四段の勝負手 16時20分頃、▲服部-△徳田戦は図の局面まで進みました。金取りに歩を打ち、攻めを引っ張り込もうという手です。棋士室では▲6四金△9三角▲7一竜△同角左▲9七香△9八飛▲8九銀打△9七飛成▲2一飛△3一金▲1一飛成(変化図)の順が示されました。 (服部六段は優位を拡大できるか) (徳田四段は混戦に持ち込みたい)
【白組】▲池永-△佐々木大 細かい押し引き ▲池永-△佐々木大戦は細かい応酬が続いており、まだ本格的な戦いには入っていません。以下は▲8六銀△8四角▲同角△同飛が予想される進行。形勢はこれからです。 (佐々木大七段。勝って白組優勝を決められるか)