図は藤井王位が40分使って4八に銀を打ち込んだところ。17時3分の着手でした。手の広い局面となっており、船江六段はこの局面で豊島九段が次の手を封じるのではないかと予想しています。次の手の検討としては当初は▲2七飛や▲7四桂が示されていましたが、関係者から▲2九飛がどうかを示された船江六段は「いい手じゃないですか。少なくとも▲2七飛と浮くよりはいい手のように思います」との感想を示し、現在の一推しとなっています。▲2九飛は以下△8六歩▲同歩△3七銀不成▲5九飛△2六銀成▲5四桂△同歩▲7一銀△8六飛▲8七歩のような順が一例として考えられるところで、船江六段は「そう進めば先手もまずまず指せるのではないでしょうか」との見解を示しています。
2022年7月20日 (水)