第1局につき、振り駒で先後が決められました。本局で先手になった豊島九段は第3、5局も先手に、本局は後手の藤井王位は第2、4、6局が先手になります。第7局がある場合は改めて振り駒で先後を決めることになります。
(駒を並べ終えると……)
(記録係の折田四段が白布を持って立ち上がる)
(白布を敷き、上座の藤井王位の陣から5枚の歩を散らす)
5枚のうち、歩が多く出れば上座の棋士の先手、と金が多く出れば下座の棋士の先手となります。
(この振り駒でシリーズの先後が決まっていく)
(見えづらいが、と金が3枚。本局は豊島九段の先手に決まった)