2022年5月

2022年5月 2日 (月)

白組の▲澤田真吾七段(3勝1敗)-△羽生善治九段(2勝2敗)は中日新聞・東京新聞将棋のYouTubeチャンネル、紅組の▲伊藤匠五段(3勝1敗)-△豊島将之九段(3勝1敗)はABEMAにて中継されます。棋譜中継とともにご覧ください。

【お~いお茶杯第63期王位戦 挑戦者決定リーグ紅組最終戦 豊島将之九段対伊藤匠五段|新しい未来のテレビ|ABEMA】
https://abema.tv/channels/shogi/slots/Cwn9Hv47tvXegP
【王位リーグ LIVE配信 羽生善治九段 澤田真吾七段|YouTube】
https://www.youtube.com/watch?v=Qmw1AdBvT-k

2022年5月 1日 (日)

白組の状況を整理します。

【白組】
▲澤田真吾七段(3勝1敗)-△羽生善治九段(2勝2敗)
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/63/oui202205020301.html
▲糸谷哲郎八段(2勝2敗)-△池永天志五段(3勝1敗)
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/63/oui202205020201.html
▲久保利明九段(1勝3敗)-△千葉幸生七段(1勝3敗)
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/63/oui202205020101.html

・リーグ優勝と残留について
3勝1敗の澤田七段と池永五段、2勝2敗の糸谷八段に優勝の可能性があります。また、紅組と状況が似ていて、▲澤田-△羽生戦と▲糸谷-△池永戦の勝者が残留です。

(1)澤田七段、池永五段が勝った場合 二人のプレーオフ(ほかの4人が陥落)
(2)3勝1敗者が片方だけ勝った場合
(2-A)澤田勝ち、池永負けの場合 澤田七段優勝。▲糸谷-△池永戦の両者が3勝2敗で並び、直接対決により糸谷八段残留
(2-B)池永勝ち、澤田負けの場合 池永五段優勝。▲澤田-△羽生戦の両者が3勝2敗で並び、直接対決により羽生九段残留
(3)澤田七段、羽生九段、糸谷八段、池永五段が3勝2敗で並んだ場合 4人の直接対決で2勝1敗者は羽生九段と糸谷八段で上位。そのうえで▲羽生-△糸谷戦の勝者である糸谷八段が最上位となり優勝(羽生九段がリーグ残留で、澤田七段と池永五段は陥落)。


なお、同星で並んだ場合のリーグ優勝については、日本将棋連盟王位戦ページの「棋戦概要」に記されています。
https://www.shogi.or.jp/match/oui/
内容を以下に転載します。

(1)4勝1敗で並んだ場合、該当者が2名・3名に関わらずプレーオフ
《3名の場合は、前期成績(前期リーグ勝星>前期予選勝星)でシード者を決め、1回戦は残留決定戦を兼ねる》。

(2)3勝2敗で並んだ場合
3名では該当する直接対決>前期成績(前期リーグ勝星>前期予選勝星)
4名では該当する直接対決
5名では前期成績(前期リーグ勝星>前期予選勝星)
で優勝者・残留者を決めます。

紅組の状況を整理します。

【紅組】
▲伊藤匠五段(3勝1敗)-△豊島将之九段(3勝1敗)
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/63/oui202205020501.html
▲近藤誠也七段(3勝1敗)-△佐々木大地七段(2勝2敗)
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/63/oui202205020601.html
▲西尾明七段(0勝4敗)-△黒沢怜生六段(1勝3敗)
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/63/oui202205020401.html

・リーグ優勝について

3勝1敗の3人に優勝の可能性があります。下位4人がリーグ陥落です。西尾七段と黒沢六段の陥落は決まっています。結論を先に記すと、▲伊藤-△豊島戦と▲近藤-△佐々木戦は、勝者が残留です。

(1)▲近藤-△佐々木戦で近藤七段が勝った場合 近藤七段と▲伊藤-△豊島戦の勝者によるプレーオフ(ほかの4人は陥落)。
(2)▲近藤-△佐々木戦で佐々木七段勝ちの場合 ▲伊藤-△豊島戦の勝者が優勝で挑戦者決定戦進出。

(2-A)近藤七段、佐々木七段、豊島九段が3勝2敗で並んだ場合 直接対決で2勝0敗の佐々木七段残留。
(2-B)近藤七段、佐々木七段、伊藤五段が3勝2敗で並んだ場合 直接対決は1勝1敗で3人同率ですが、前期成績で最上位の佐々木七段残留。

なお、挑戦者決定戦は5月31日に対局日が決まっています。七番勝負の日程や対局場も決定しました。詳しくは以下のリンク先を参照ください。
【6月28、29日に犬山で王位戦開幕:中日新聞Web】
https://www.chunichi.co.jp/article/461073

2022年5月2日に、お~いお茶杯第63期王位戦挑戦者決定リーグ最終戦の紅組と白組3局ずつ、計6局が東西の将棋会館で一斉に行われます。
対局は10時開始。持ち時間は各4時間。対局の先後はリーグの抽選時に決まっています。

対戦カードは以下の通り。

【紅組】
▲伊藤匠五段(3勝1敗)-△豊島将之九段(3勝1敗)
▲近藤誠也七段(3勝1敗)-△佐々木大地七段(2勝2敗)
▲西尾明七段(0勝4敗)-△黒沢怜生六段(1勝3敗)

【白組】
▲澤田真吾七段(3勝1敗)-△羽生善治九段(2勝2敗)
▲糸谷哲郎八段(2勝2敗)-△池永天志五段(3勝1敗)
▲久保利明九段(1勝3敗)-△千葉幸生七段(1勝3敗)

▲糸谷-△池永戦のみ、関西将棋会館で対局。ほかの5局は東京・将棋会館での対局になります。
東京の対局は、棋譜コメントを吟、潤、飛龍、虹、玉響、ブログを銀杏が担当。大阪での対局は夏芽が棋譜とブログを担当します。よろしくお願いいたします。