(勝った豊島将之竜王。第60期以来の七番勝負を戦う)
□豊島将之竜王のインタビュー
――本局を振り返って
豊島 序盤は先手に工夫をされて、うまく対応できないと苦しくなると思いました。本譜がうまく対応できているのかは分からなかったです。
――どこから手応えがあったか
豊島 途中はちょっとよく分かっていなかったですが、竜を作って、1三に玉を移動すれば寄せられにくいので、そのあたりでよくなったと思います。
――藤井聡太王位との七番勝負について
豊島 大変な相手ですけど精いっぱい指して、何とかよい勝負ができればと。
(羽生善治九段は細い攻めをつなげられなかった)
■羽生善治九段のインタビュー
――序中盤の手応え
羽生 どう打開をするのかという将棋でした。2筋の歩を突き捨てたのがどうだったか。作戦の組み立てに問題があった可能性はあります。ちょっとずつ攻めが細くなってしまい、苦しくなっていったと思います。
――今期リーグは若手との対戦が多かった
羽生 どの対局もすごく大変で、そういう意味では充実したリーグだったかなと思います。