2020年7月14日 (火)

終局直後

Dsc_0773 (終局直後、主催紙のインタビューに応じる両対局者)

   

-- 本局は後手番で木村王位の相掛かりを受ける展開になりました。先手に▲2七飛と引かれたあたりの感想は?

藤井 △4四角(26手目)に▲2七飛と引かれて、本譜は動いていったのですが、うまく対応されて、苦しくなった気がしました。

-- △9六飛と浮いたあたりは。

藤井 苦しい展開なのかなと。

-- ▲2九飛にだいぶ考えられていましたが、形勢判断は。

藤井 ちょっと収拾がつかなくなってしまったのかなと。

-- △5三香から△2六角と攻防手を繰り出していきましたが。

藤井 常に苦しかったのですが、先手を取れて、少しアヤができたのかなと思いました。

-- 手ごたえを感じたのは。

藤井 開き直って指したのですが、最後までわからなかったです。

-- 今回は初の封じ手となったわけですが。

藤井 いい経験ができたかなと思います。

-- これからも重要な対局が続きますが体力面は。

藤井 対局が続きますが、いい体調で迎えられるように調整したいと思います。

-- 王位戦第3局に向けての抱負をお願いします。

藤井 今日の将棋を反省して、また第3局にいかしたいと思います。

Dsc_0774

-- ▲2七飛のあたりの構想は?

木村 あまりいいとは思いませんでした。右辺の銀と桂が、思うようにいかしにくい形が続いたので、失敗したかなと感じていました。

-- ▲8六角と強く受けたあたりは。

木村 △9六飛は我慢している手という印象だったので、(こちらも)もうちょっと我慢を続けたほうが、よかったのかなと。難しいところでしたね。ただ互角ぐらいの流れかなと思っていました。

-- ▲2九飛と引いた手ごたえは。

木村 流れはいいのかと思っていましたが、常に一手間違えると、攻め込まれたりとか、飛車を取られたりとか、そういった変化が多かったので、プレッシャーを掛けられていました。

-- ▲4二銀から鋭い寄せと控室では見られていましたが。

木村 ちょっと明快さに欠けたのかなと。

-- 挑戦者に△5三香から△2六角と迫られたあたりは。

木村 最後、何かあったかもしれないですが、逃しているのか。チャンスはあったと思いますが。

-- 第3局に向けて、抱負を。

木村 一生懸命、精一杯頑張ります。