2020年6月23日 (火)

終局後のインタビュー

終局後、感想戦の前に両対局者にインタビューが行われました。

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■藤井聡太七段

――一局を振り返って角換わりから想定していた戦型でしょうか。

藤井 角換わり早繰り銀はやってみたい形でした。

―――永瀬二冠とは公式戦2局目ですが、よく戦っている相手との対戦。大きな舞台での対戦はどういうお気持ちでしょうか。

藤井 普段から教えていただいていますが、公式戦では今月まで対局がなかったので、こうして大きな舞台で対戦できることはうれしく思っていました。

――棋聖戦に続いて挑戦権獲得です。

藤井 七番勝負は7月からありますので、コンディションを整えていい将棋を指せるようにと思います。

――王位戦は2日制。どのような印象がありますか。

藤井 持ち時間が8時間の将棋は指したことはないので、じっくり考えられるのは楽しみです。

――去年、最年長の初タイトル獲得となった木村王位への印象はいかがでしょうか。

藤井 木村王位は力強い受けに特徴がある印象です。

――過密な日程ですが、変わらず対局できているでしょうか。

藤井 対局は多いですけど、普段通りに臨めているかなと思います。

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■永瀬拓矢二冠

――角換わり早繰り銀になりました。想定していましたか。

永瀬 想定はしていませんでしたが、なったら仕方ないと思いました。

――本局を振り返ってどのような印象でしょうか。

永瀬 一局を通して力負けの印象がありましたので、追いつけるように頑張りたいと思います。

――研究会をしているとうかがっています。大きな舞台で2回戦われることについていかがでしょうか。

永瀬 普段から指していて、実力は知っているわけなので、まさか自分がという思いはありましたけど、指してみて、こちらが力負けしてしまったような気がします。

(書き起こし=銀杏、写真=文)