2019年7月 2日 (火)

前夜祭2

Dsc_1262(大島宇一郎・中日新聞社代表取締役社長)

「豊島さんは去年、王位を獲得し、名人と棋聖のタイトルも所持しており、棋界で頭ひとつ抜けている存在で、多彩な攻めを繰り出す棋風でも知られています。対する木村九段は挑戦者決定戦で羽生善治九段を破っての挑戦。独特な受けの棋風の持ち主です。今回の記念の扇子に1文字ずつ書いていただきましたが、豊島さんは『究』、木村さんは『極』と揮毫し、期せずして『究極』となりました。最強の矛である豊島さんと、最強の盾である木村さん。まさに究極の攻めと受けの対決が、これから名古屋で指されるということで、私も期待感に満ち満ちています。中日新聞社でも大盤解説会が開かれますので、皆さま、ぜひお越しください。ではおふたり、明日からの対局、頑張ってください。応援しています」(大島社長)

Dsc_1876(今期の記念扇子)

Dsc_1294(佐藤康光・日本将棋連盟会長)

「今期の王位戦は豊島王位に木村九段が挑戦する、世代間対決となりました。豊島さんは三冠保持者ということで新時代の旗手。木村さんは317手、207手と長手数の熱戦(菅井竜也七段との2局=リーグ戦とプレーオフ)を制しての七番勝負に登場となりました。タイトル戦は7回目、王位戦は4回目の挑戦ということで、期するところもあると思います。王位戦は夏の長い期間の勝負になるのですが、皆さまにはご注目をいただき、両対局者には素晴らしい勝負を期待したいと思います。地元の皆さまにはお世話になりますが、どうかよろしくお願いします」(佐藤会長)

Dsc_1342(大村秀章・愛知県知事)

「王位戦60周年、おめでとうございます。今年も歴史に残る王位戦になることを期待したいと思います。豊島王位は初防衛、木村九段は3年ぶりの七番勝負登場で初のタイトルを目指すという、話題の多い対戦となりました。この名古屋の地で、竜虎相うつ素晴らしい対局が繰り広げられることを祈念して、お祝いのあいさつとさせていただきます」(大村知事)

Dsc_1373(河村たかし・名古屋市長)

「どうも、日本一給料の安い市長です(場内笑)。名古屋市は中日新聞社さんと共催で、こども王位戦というのをやっていまして、今も募集中です。やはり伝統文化を守るのは人間の務めだと思うので、両対局者には熱戦を期待いたします」(河村市長)

Dsc_1396_2(河津市三・中日新聞社常務取締役編集担当が乾杯の発声を務めた)

Dsc_1404