▲羽生-△永瀬戦の終局直後の様子です。終局後は、主催者インタビュー、羽生九段の記者会見、感想戦、という順で進められました。
――対局を振り返っていかがでしたか。
羽生 似た将棋を指したことがあって、そのときはうまくいかなかったので少し手順を工夫してみましたが、攻めを呼び込む形になって非常に怖かったです。
――中終盤の攻防について。
羽生 よくわからなかったです。こちらもギリギリの受けのところなので。思いきって受けに回ってどうなるかと思いながらやっていました。
――どこでいけそうだと感じましたか。
羽生 ▲3四玉(125手目)のところで、正しく指せばいいのではないかと思いました。
――歴代1位の通算1434勝を達成しました。
羽生 今年に入ってからは、ひとつの大きな目標にしてきました。前局は負けてしまったので、今回達成できて非常にうれしいです。
――これで挑戦者決定戦に進出しました。
羽生 もう2日後で、すぐなのですが、気力を充実させて臨みたいと思います。
――対局を振り返っていかがでしたか。
永瀬 とても難しい将棋でした。途中の攻防では手応えのある局面もあったのですが、そこで形勢が離れてしまったので、もう少し接戦にできればと思いました。
――今期が初めてのリーグ入りでした。
永瀬 トーナメント戦とは違い、1敗してもチャンスはあったのですが、それを生かせなかったのは残念でした。