図は11時20分過ぎの局面。
控室には将棋世界の観戦記を担当する今泉健司四段が来訪し、里見女流四冠と継ぎ盤を挟んで検討しています。
「現局面は両者とも想定していた展開だと思います。後手は、この先駒組みを続けても囲いに進展性がないので、基本的には早い戦いを目指すことになります。いま指された△7三桂では、△8六歩▲同歩と突き捨ててから△7三桂とする順も考えられました。それなら、確実に戦いに入ったと思います。現在は先手の手番ですが、ここで▲5四歩△同歩▲同飛とすれば戦いになります。以下△6五桂▲9五角△9四歩▲6四飛△同歩▲7三角成△5二飛が予想される進行の一例です」(今泉四段)
2018年7月 4日 (水)