2017年7月24日 (月)

前夜祭 開会

Dsc_0121 (主催者あいさつは坂井裕志・西日本新聞社取締役営業本部長)
九州対局は2013年から15年まで福岡、16年は合併10周年の飯塚市、そして今回。福岡県での対局が定着してきた印象で、皆さまのご支援の賜物と思います。
将棋界は藤井聡太四段の活躍が毎日のように報じられています。嘉麻市出身の加藤一二三九段の引退は、そのキャラクターと相まって話題になりました。これまで以上に将棋への関心が高まっているのではないかと思います。
今年の王位戦は、19期目の王位獲得を目指す羽生善治王位とタイトル初挑戦の菅井竜也七段による戦い。七番勝負前は1勝1敗で、直近の対局も5年前でした。明日からの対局では、激しく火花散る白熱した将棋を期待します。

Dsc_0127 (歓迎のあいさつは渡邊恭順・福岡市経済観光文化局理事)

今回の対局を福岡市にお越しくださった方を歓迎いたします。
日本中を展開して行われる王位戦、権威ある対局が福岡で行われることはまことに喜ばしいことであります。
一大ブームとなっている中、福岡市からは佐藤天彦名人の誕生をきっかけにこれまで以上に将棋への関心が高まっています。
真剣勝負を繰り広げる対局は、福岡の多くの将棋ファンが楽しみにしている対局で、名勝負を期待しています。
福岡市は伝統文化の将棋をはじめ、さまざまな文化芸術活動の環境づくりを進めて、市民生活の豊かさや都市の魅力の向上に努めたいと思っています。

Dsc_0132 (対局者・対局関係者が登壇して紹介された)

Dsc_0135 (関係者を代表して、日本将棋連盟常務理事・森下卓九段があいさつ)

5月から常務理事を務めています。藤井聡太四段というスターが現れました。先日、私の弟子と対戦したのですが、出待ちというのでしょうか。将棋会館の前に300人くらいの方がいてびっくりしました。
羽生王位が七冠王のころは若い女性がおっかけのようなことをしていました。いまやお母さんとして、子どもに「前に羽生さんだったのよ」といっているかもしれません。
明日からの対局、菅井さんは羽生さんよりも20歳以上若いですので、勢いよくぶつかってほしいと思います。
羽生王位は私と年齢が近いので、なんとか中高年の意地を見せてほしいと思います。
 
(書き起こし・銀杏、写真・吟)