(羽生王位)
西日本新聞が主催する王位戦の九州対局は毎年定番です。
王位戦のタイトル戦は7月から9月にかけて各地を転戦する暑い季節の中でタイトル戦を戦います。
菅井さんは若い棋士です。最近は棋界で若い人が台頭しています。実際に公式戦で顔を合わせることが多くなりました。
礼儀正しいですし、研究熱心。非常に手強いですが、このような大舞台で対局できるのはありがたいと思います。
対局2日目のあさっては、ここ(JR九州ホール)で大盤解説会が開かれます。見にきてくださった方、注目してくださった方に将棋は面白くていいものだと伝えられたらと思います。
(菅井七段)
皆さんのすごい迫力の前に少し緊張しています。王位戦七番勝負が始まって、1ヵ月近くたとうとしていますが、自分にとっては勝負の厳しさを感じながらやっています。羽生先生とこのような舞台で指せるということはなかなかない機会ですので、幸せに感じなければいけないなと思います。でも、その中で勝負は結果も残さないといけないので、そのあたりは複雑な気持ちです。
ただ、やはり将棋を指す以上はいちばんいいものを出さないといけないので、そういう気持ちで2日間頑張っていきたいと思います。
(両対局者は決意表明を行ったあと、花束を贈呈されて記念撮影)
(書き起こし・銀杏、写真・吟)