2017年6月

2017年6月 9日 (金)

_50 図は15時ごろの局面。澤田六段が△4五歩と、まずは銀取りに歩を突き出す動きを見せました。以下▲同桂は△同桂▲同銀に△3三桂が厳しく、以下▲3七桂(▲4六歩は△4五桂▲同歩△4六角で王手金取り)△4五桂▲同桂△4四銀(△4四銀打)に再度▲3七桂と打つしかなく、先手がつまらない展開のようです。
菅井七段は△4五歩に対して、▲5七銀とノータイムで銀を引き揚げました。

 

_48 図は14時50分ごろの局面。澤田六段が△3三桂と跳ねた局面です。この手を指すといつでも▲1九飛と回って端が狙われやすくなるだけに、決断の桂跳ねといえそうです。現局面までの消費時間は▲菅井1時間14分、△澤田2時間28分と、ちょうど倍の差がついています。

Photo_61 (昼食休憩時の澤田六段。対局再開前ながらすでに考えていた)

_46 図は14時20分ごろの局面。控室では今泉四段が現局面から▲6六歩△6二金に▲1九飛の地下鉄飛車に転回する順を示しました。以下△5二金に▲1五歩△同歩▲同香とし、(1)△同香には▲同飛△1三歩▲1九飛。また(2)△1三歩なら▲2五桂として先手が打開できそうとの見解を示しました。今泉四段は「地下鉄飛車は振り飛車のロマンでもあり、考えてみたい順ですね。もちろん形勢はいい勝負なのですが」と、話しました。

Photo_57 (14時20分ごろの控室。大石六段と阪口五段が姿を見せていた)

Photo_58 (1階販売課で売られている平成28年度全棋士扇子。両対局者の名前を見つけることはできるでしょうか)

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_37 図は13時50分ごろの局面。ここで今泉健司四段が控室を訪れました。今泉四段は「50パーセントくらいの確率で千日手がありそうです」と話すと、千田六段は「僕も少し前の局面で、40パーセントくらいあるように思っていましたが、やっぱりそうですか」と返しました。

Photo_55 (来訪した今泉健司四段。右は本局の観戦記を担当する小池大志さん)

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_32 図は13時30分ごろの局面。先手は美濃囲い、後手は左美濃に囲い合うと、今度は互いに攻めの桂を戦闘配置しました。戦機が近づきつつありますが、千日手の多い両対局者ということもあり、どちらが戦端を開くかが注目されるところです。

Photo_54 (昼食休憩時、考える菅井七段)

本日は菅井七段が昼食の注文でイレブンのサービスランチである「珍豚美人(チントンシャン)」を頼んでいます。ここではそのサービスランチについて紹介します。

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(菅井七段注文の珍豚美人。豚の天ぷらに、イレブン特製であるピリ辛のセサミソースが絶妙に絡んだ一品で、人気商品である)

Photo_53 (こちらは本日のもうひとつのサービスランチである「牛肉照り焼き」。イレブンのサービスランチは日替わりで、平日は2種類が用意されている)