2017年7月

2017年7月26日 (水)

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本局は北海道新聞・東京新聞・中日新聞・神戸新聞・徳島新聞・西日本新聞の各紙上において、9月25日から原田史郎さんによる観戦記が掲載されます。

本局の更新は以上で終了します。ご観戦ありがとうございました。王位戦第3局をお楽しみに。

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Dsc_0624 (言葉を選びながら、本局を振り返る菅井七段)

―― ▲7七角から▲8六歩と仕掛けましたが。

菅井 そんなに自信はなかったですが、仕方がないかなという感じです。

―― そのあと駒組みが続いて、ジリジリする展開になりました。

菅井 ▲4八角では、おかしいかなと。ずっと難しいと思って指していました。

―― 終盤は。

菅井 △1六歩を手抜くしかないので、だいぶ怖い形かなと思ったのですが。

―― どのあたりで勝ちを意識しましたか。

菅井 ▲2五桂で、間違えなければと思いました。

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―― ▲7七角から▲8六歩と仕掛けられましたが。

羽生 6二の銀が使いにくい形になってしまったので、あのあたりの細かいところで、何かあったのかもしれません。封じ手のあたりは、すでに悪いような気がました。その前に問題があったと思います。

―― △5三角から打開というか、動きにいくというか。

羽生 指す手がないので。ただ駒がソッポにいってしまって。ちょっとずつ悪いのかもしれません。

―― 終盤に入りましたが。

羽生 いろいろ考えたのですが、歩切れなので、どの変化もたたってしまう展開になってしまいました。

 

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羽生善治王位に菅井竜也七段が挑戦する第58期王位戦七番勝負第2局は、15時32分に103手で菅井七段の勝ちとなりました。消費時間は▲菅井4時間44分、△羽生7時間47分。菅井七段は2連勝です。第3局は8月8・9日に札幌市「京王プラザホテル札幌」で行われます。

93▲3三角成△同金に▲2五桂と跳ねたのが図の局面。先手の快調な攻めが続く。△3四金は▲同銀△同銀▲3三桂成が厳しい。

Dsc_0357 (菅井七段の連勝スタートが濃厚になってきた)