16時11分、局面は80手目△5八銀まで進んでいます。控室では、この銀打ちが厳しく羽生王位が優勢と見られています。
▲6八金上には△6七銀成▲同玉△4九角として、以下▲7八玉△7六香▲8八玉△5八角成▲同金は△7八金▲9八玉△5八成銀▲9六歩△8五桂(参考1図)の厳しい攻めがあります。
■Twitter解説■
杉本昌隆七段>決めにいった手です。▲同金△同成銀▲2三歩成に△同玉は▲2八飛ですが、△同金で大丈夫です。以下▲5二歩成が利くかどうかですが、後手からうまい寄せがありそうです。具体的には△6九角▲7七玉△8五香(参考2図)、もしくは単に△8五香でどうでしょうか。▲5二歩成の瞬間8二竜の横利きが止まっており、4二の角が動けるのが後手の強みです。