2016年7月

2016年7月27日 (水)

控室にあった炭酸せんべい。有馬温泉の銘菓で、地元の炭酸泉を利用し、小麦粉、そして塩と砂糖のみで作られます。

炭酸煎餅

食レポ
(「シンプルな味で、ほんのり甘さが伝わります」と畠山鎮七段)

三津森本舗
(こちらが炭酸せんべいを作っている三津森本舗)

三津森本舗
(お店に入ると炭酸せんべいの製造過程を見ることができます)

【元祖三津森本舗】 http://www.tansan.co.jp/

15時になり、両対局者に午後のおやつが運ばれました。

スタッフさん
(瑞苑の仲居さんたちが手分けして対局室まで運びます)

黒豆タルト
(羽生王位のおやつは、黒豆タルトとホットレモンティ)

季節の和菓子
(木村八段のおやつは、季節の和菓子とアイスミルク)

時刻は14時を回り、▲6五歩以下△4二角▲4六角△9二飛▲3五歩と進みました。

▲3五歩

公式戦の同一前例は2局あります。2015年10月の▲豊島将之七段-△広瀬章人八段戦(棋王戦)は、△3五同歩▲2六銀に△7三銀と上がり、▲3五銀△7四銀▲3四歩△同銀▲同銀△同金▲2四歩△同歩▲2二歩(参考1図)と進んでいます(結果は後手勝ち)。

▲2二歩

そしてもう1局の前例は、2009年9月の▲渡辺明竜王-△郷田真隆九段(王将戦、肩書は当時)戦で、こちらは△3五同歩▲2六銀に△3六歩と伸ばし、▲2四歩△同歩▲2五歩△4五歩▲6八角△7三銀▲2四歩△2二歩▲2五銀(参考2図)と進んでいます(結果は先手勝ち)。

▲2五銀

木村八段

羽生王位
(木村八段が棋譜を確認中に、羽生王位が入室)

再開

羽生王位
(羽生王位は着席すると、すぐに前傾姿勢になった)

木村八段
(13時30分、木村八段は再開の合図を聞いてもすぐには指さない)

木村八段
(そして2分後、力強く▲6五歩を着手した)

対局室
(再開10分前の対局室)

立会席
(畠山鎮七段、大橋三段、観戦記担当の相崎さんがすでに着席している)

ポット
(対局者それぞれに、冷水とほうじ茶が入ったポットが置かれている)

ドロップ
(木村八段の盆にのみサイダー味のドロップが置かれていた)

木村八段
(13時27分、木村八段が入室)

木村八段
(着席すると、すぐに記録係から棋譜を受け取った)