2016年5月

2016年5月17日 (火)

50図は▲行方-△八代戦の16時過ぎの局面。
控室では「先手が思い切った攻めに出ている」と見られています。直前に▲7五歩と桂頭を攻めたところですが、図のように△6五桂と跳ねられるため、リスクの高い攻めになります。ここから行方八段は、どのような攻めの構想を用意しているのでしょうか。

先手:行方尚史八段
後手:八代弥五段

▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩 △3二金 ▲7八金 △8五歩
▲7七角 △3四歩 ▲8八銀 △7七角成 ▲同 銀 △4二銀
▲3八銀 △7二銀 ▲4六歩 △6四歩 ▲6八玉 △6三銀
▲3六歩 △4一玉 ▲1六歩 △1四歩 ▲3七桂 △5二金
▲7九玉 △5四銀 ▲4七銀 △3一玉 ▲5六銀 △7四歩
▲2五歩 △3三銀 ▲4八金 △7三桂 ▲2九飛 △4四歩
▲4五歩 △同 歩 ▲3五歩 △4六歩 ▲3四歩 △同 銀
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三金 ▲2九飛 △2四歩
▲7五歩 △6五桂

65図は▲山崎-△瀬川戦の16時過ぎの局面。
先手が激しく攻めて、局面は一気に終盤戦の様相を呈しています。後手玉が薄くなりましたが、先手陣も端を完全に突破されていて形勢は不明。寄せ合いの勝負なりそうです。

先手:山崎隆之八段
後手:瀬川晶司五段

▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩
▲7八金 △3二金 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲3四飛 △3三角 ▲3六飛 △8四飛
▲2六飛 △2二銀 ▲8七歩 △5二玉 ▲5八玉 △7二銀
▲3八金 △1四歩 ▲7七角 △7四歩 ▲6八銀 △7三桂
▲4八銀 △1五歩 ▲5九銀右 △9四歩 ▲9六歩 △6二金
▲2四歩 △7五歩 ▲同 歩 △2四角 ▲2三歩 △同 金
▲8六飛 △8五歩 ▲7六飛 △8三銀 ▲9五歩 △同 歩
▲同 香 △6五桂 ▲6六角 △9五香 ▲7四歩 △7五歩
▲同 飛 △7四銀 ▲6五飛 △9四飛 ▲2五飛 △3三角
▲3五桂 △6六角 ▲2三桂成 △9九角成 ▲2二成桂

54図は▲広瀬-△佐藤康戦の15時30分頃の局面。
佐藤康九段は歩頭に銀を出る強手を放ちました。控室の検討では△2四同歩が予想されていたところ。△3五銀も筋としては挙げられていましたが、角を引かれて次の手がわからないとされていたところです。
盤側で見ていた観戦記者の内田さんによれば「佐藤九段は小気味のいい手つきで、駒音も高く△3五銀を指しました」とのこと。

検討では△3五銀▲6八角に△3六銀▲2三歩成△6六角▲同歩△2七歩▲1八飛△4七歩▲5九銀△3七銀成(参考図)と進められて、優劣不明と見られています。

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Oui201605170401_49▲菅井-△脇戦は上図から△3六飛▲同飛△1八歩▲8五歩△1九歩成▲8四歩△1八角▲8六飛と進み、15時40分頃には下図の局面になりました。戦いに入りましたが、棋士室では先手の模様がいいと見られています。

Oui201605170401_57

Waki04

(脇八段は飛車切りの猛攻を仕掛ける)

49図は▲広瀬-△佐藤康戦の14時37分の局面。金2枚の穴熊に囲った広瀬八段が4筋から仕掛けました。この筋の歩をすんなり手持ちにできれば、4八銀も使いやすくなって駒の活用が見込めます。しかし、後手もどこかで△4二飛と回って迎え撃つ順が予想されており、主導権をどちらが握るのか、まだわかりません。
▲4六歩までの消費時間は▲広瀬1時間47分、△佐藤康1時間38分。

40図は▲佐藤紳-△豊島戦の14時30分の局面。
序盤戦は工夫した立ち上がりでしたが、その後互いに腰掛け銀に組んでじっくりとした駒組みが続いていました。佐藤紳七段は堂々と▲8八玉と入城して、仕掛けを誘った形。対して豊島七段は27分使って△6五歩と仕掛けています。いよいよ戦いが始まりました。
△6五歩までの消費時間は▲佐藤紳1時間47分、△豊島1時間30分。