2016年5月

2016年5月17日 (火)

85▲広瀬-△佐藤康戦は広瀬八段が勝ちました。終局時刻は18時22分、消費時間は▲広瀬2時間51分、△佐藤3時間54分。この結果、広瀬八段、佐藤康九段ともに3勝2敗でリーグを終えています。紅組優勝とリーグ残留については、ほかの結果待ちとなっています。

対局室の「御上段の間」では他の対局が続いているため、感想戦は別室に移って行われました。

Sugai05 (勝った菅井竜也七段はリーグ残留を決めた。プレーオフ進出は▲木村八段-△森内九段戦の結果次第となる)

Sugai07

Waki05 (敗れた脇謙二八段は21期ぶりのリーグで最終戦まで残留の目を残すも陥落)

Waki07

Kansou1 (感想戦の様子。長沼洋七段が同席している)

以上で本日の関西将棋会館からの中継を終了いたします。ご観戦いただきましてありがとうございました。引き続き、東京での激闘の模様をお楽しみください。

71図は▲広瀬-△佐藤康戦の17時過ぎの局面。
後手が積極果敢に攻めましたが、現状は後手の攻めが息切れ気味で苦戦と見られています。控室では「差が開いているかもしれない。早い終局もありうる」という声も上がっています。佐藤康九段、このピンチを乗り切ることができるでしょうか。広瀬八段は、勝てばリーグ残留の可能性がぐっと上がります。

52図は▲木村-△森内戦の16時40分過ぎの局面。
後手は数手前に△3四歩と合わせて3筋から動きを見せました。いま、▲5三飛成を受けずに△3四銀と歩を払ったところ。対して、すぐに▲5三飛成は△3六歩で後手の攻めが厳しく先手不利。しかし、先に▲3六歩と角取りの先手で△3六歩の筋を消してから▲5三飛成とすれば、先手がよさそうと控室では見られています。

Oui201605170401_71▲菅井-△脇戦は71手で菅井七段の勝ちとなりました。終局時刻は16時38分。消費時間は▲菅井1時間37分、△脇3時間31分。

勝った菅井七段はリーグ成績を4勝1敗とし、プレーオフ進出を▲木村八段-△森内九段戦の結果に委ねます。敗れた脇八段は2勝3敗となり、リーグ陥落が決まりました。