2015年7月 6日 (月)

決意表明

ステージに上がった両対局者に花束が贈られました。羽生王位へは兼子真由美さん、広瀬八段へは高須羽沙さんがそれぞれプレゼンターを務めます。決意表明ののち、両対局者は会場を後にしました。

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■羽生善治王位

皆様こんばんは。第56期王位戦第1局の前夜祭にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。
こちらの銀波荘では今まで数多くの対局を行ってきました。またこれまでタイトル戦においても、数多くのタイトル戦が行われてきた場所でもあり、安心して対局に臨める場所というふうに思っております。
広瀬さんとは4年ぶりのタイトル戦となります。今回のシリーズはまた新たな気持ちで臨めればと思っております。
今日はあいにくの雨空ですが、暑い日が続く中、全国各地を転戦する棋戦というのが王位戦での特徴でもあると思っています。気力を振り絞って、また、明後日には大盤解説会が現地で行われますので、ファンの皆様に楽しんでいただけるような将棋が指せるように一生懸命頑張りたいと思います。関係者の皆様には大変お世話になります。

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■広瀬章人八段

皆様こんばんは。第56期王位戦第1局の前夜祭にお越しいただきましてありがとうございます。
私はタイトル戦は4年ぶりということで、こうして地元の方に熱烈な歓迎をいただいていることと、またステージの上でご挨拶させていただいて、少しずつ久々のタイトル戦を実感している次第です。
改めまして銀波荘様の60周年、おめでとうございます。60年という数字は私の年齢の倍以上で、想像できない大変な数字であります。長い歴史の間では大山先生や中原先生、そして谷川九段や羽生王位といった数多くの名棋士達が対戦を行ってきた場所で、その対局場にこうして対局者として来られたことは、棋士冥利に尽きるといったところです。
先ほど検分で対局室に入ったんですけど、景色が本当に綺麗で、対局するにはこれ以上ない場所だというふうに感じました。冒頭にも申しましたが4年ぶりのタイトル戦になります。4年前と言えば羽生さんにタイトルを取られたときでありますが、ただリベンジというには私の実績では足りず、初挑戦の頃を思い出して、今日ここにいる皆様、全国の将棋ファンの方々に、いいシリーズだったと言っていただけるような戦いにしたいと思っています。関係者の皆様どうぞよろしくお願いします。

(書き起こし=潤、写真=文)