2014年8月

2014年8月 5日 (火)

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図は12時10分頃の局面。
まだ前例が100局以上ありますが、中でも昨年度の王位戦七番勝負開幕局、▲羽生善治王位-△行方尚史八段戦が思い出されます。

図から▲8八玉△2二玉と入城した後が作戦の分岐点。▲6八金右と▲1八香が主流の形です。上記の▲羽生-△行方戦は▲6八金右でしたが、本局は果たして。

(八雲)

Img_4559JR札幌駅。
道路をはさんで札幌市営地下鉄の「さっぽろ駅」に隣接しており、北海道内では最大の乗降客数を誇っている。

Img_4562札幌のシンボルと言えば、時計台。

Img_4567意外に小さいことに驚かれることも多いと言うが、都会の中にたたずむ姿は趣きに溢れている。

Img_4568時計台の斜向かいに本対局の主催紙、北海道新聞社がある。

(八雲)

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図は11時頃の局面。
角換わりの定跡形でゆったりと進んでいます。消費時間は▲羽生56分、△木村43分。
Twitter解説の山崎八段が、角換わりの序盤について詳しく語っています。

【Twitter解説】
山崎隆之>近年は一時主流だった同形の形は一部の変化では詰みまで研究され、現在は先手の勝ちとされることがおおくほとんどみなくなりました。たまに研究家のかたが結論を覆すべく挑戦されてますが、なかなか大変なようです。
 まだわかりませんが、最近は後手が同形を避け受け身の態勢で待ち、先手が先行し後手が隙あらばカウンターを決めるという展開がおおいいようです。後手の受け身の態勢は大雑把にいえば玉を矢倉に囲い、7三の歩をそのままにして戦うか△7四歩とつくかです。
 大雑把な解説の補足をすると、△7三歩型の場合は金や玉や飛の横や縦の運動で手待ち、どちらが手順の組換えパズルで良い形から戦端を開けるかで、△7四歩型の場合は仕掛けられた後、△7五歩とカウンター狙いの攻め合いを選ぶことがおおいです。
 時代の流れでいうと角換わり腰掛銀同形で後手が涙をのんだあとは、△7三歩型が主流となり盛り返しましたが、先手の手待ちの技術があがり苦戦に追い込まれたため△7四歩型から身を固めて攻めあいに活路を求めている気が、プロの中の素人という位置の私にはみえます。

(八雲)

Dsc_00078月3日(日)には競馬の北海道新聞杯クイーンステークスが行われた。

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Dsc_0046札幌競馬場は7月26日(土)にグランドオープン。リニューアル後、札幌で最初の重賞レースが北海道新聞杯クイーンステークス。

Dsc_0044レースは1分45秒7のレコード決着。

(吟)

本局は日本将棋連盟モバイルのTwitterアカウントにて、プロ棋士によるリアルタイム解説が行われます。「@shogi_mobile」をフォローいただくか、下記ページよりご覧ください。

日本将棋連盟モバイルTwitterページ

1日目の解説は山崎隆之八段です。

2012yamasaki

■Twitter解説■
山崎隆之>戦型は角換わり腰掛け銀になりそうです。1、2局目が矢倉で木村先生が相手の得意形を迎え撃つイメージがありますので羽生王位は矢倉と並んで、角換わり腰掛け銀も主力作戦なので挑戦者としては一番の本命ではないかと思います。

(八雲)