駒並べが終わり、前日の指し手が再現された。

前日の最終手▲６五歩が着手された。

立会人の先崎九段が封じ手を開封。△８六歩を読み上げ、木村八段がすぐに着手。

２日目の長い１日が始まった。

（八雲）

木村八段は８時44分に対局室入り。

スッキリとした表情で羽生王位を待つ。

羽生王位は少し遅れて54分に入室した。

すぐに駒並べが始まった。

（八雲）

おはようございます。
第55期王位戦七番勝負第３局、２日目は９時前に前日の指し手が再現され、封じ手開封・対局再開は９時前後となる見込みです。

北海道新聞朝刊。

封じ手の様子が報じられている。

記事は「どうしん電子版」でお読みいただけます。
・どうしん電子版

（八雲）

先崎九段「△４五銀ですね。以下▲６四歩△３三金右▲６三歩成△７五歩▲６四角が進行の一例です。これは２四の銀が働きが乏しく後手が苦しそうですね」

野月七段「封じ手予想は△２六角成ですね。▲６四歩には我慢の△６二歩か△４五銀▲６三歩成△４四馬。とにかく２六に角を成って玉が逃げる準備をしたいです。ただ後手を持って自信がないです。また▲６五歩に△７三桂は▲６四歩△６五桂▲６三歩成△７七桂成▲同金右で次の▲５三との受け方が分からない。これは先手優勢ですね。この順は修正が利かないので踏み込むのは勇気がいります」

【Twitter解説】
山崎隆之八段＞△４五銀が本命です。攻めあいを保持と少し欲張るなら△９五歩で対抗とします。

本日のブログ更新は以上で終了いたします。
明日の対局再開をどうぞお楽しみに。

（八雲）

18時１分、木村八段が封じ手を書きに別室へ。

羽生王位が待っている。

立会人の先崎九段が、位置についてスタンバイ。

５分ほどして木村八段が小走りに戻ってきた。

封じ手の入った封筒に羽生王位が封緘のサインを加える。

封じ手の内容を知るのは木村八段のみ。

木村八段から先崎九段に手渡されて封じ手が完了した。

（八雲）

18時1分、図の局面で木村八段が１時間１分使って次の手を封じました。１日目の消費時間は▲羽生３時間41分、△木村３時間51分。対局は明日９時頃に再開いたします。

立会人の先崎九段による厳正な管理の元で、封じ手の封筒が報道陣に特別に公開された。

（八雲）