2014年8月 5日 (火)

決断の▲6五歩で未知の局面へ

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17時過ぎ、羽生王位は40分の考慮で▲6五歩と突きました。この手はTwitter解説で山崎八段が予想していた手です。前例は▲2五歩だったので、これで未知の局面に入りました。

「▲6五歩は決断の一手です。代えて▲6三角や▲2五歩△同銀▲4六角のような手なら、少なくともすぐには悪くならない。対して▲6五歩というのは、相手も△7三桂で桂が働いてくる、▲6四歩と取り込むと6筋に歩も立つようになる、と非常にリスクも高い手なんです。つまりすごく強い手なわけです。この手を指したということは、良くしてやろうという意思を表明したようなもので、もうこれは相当な局面を迎えたと言えますね。この手を指されたら、木村八段もすぐには指せないでしょう。このまま封じ手を迎える可能性が高いと思います」(先崎九段)

(八雲)