武市三郎七段による対局者、ならびに棋士紹介。今回は「好調の秘訣」と「プレッシャーを感じないようにするためには」の2つの質問を交えて進められました。
【羽生善治王位】 ※以下、進行役は武市七段。
―― 好調の秘訣は
羽生 何か特別なことを心掛けているわけではないですけど、勝っているときにはそれが長く続くように、負けたときはすぐに気持ちを切り替えるように心掛けています。
―― プレッシャーを感じないようにするためにはどうすればよいか
羽生 プレッシャーを感じすぎないことも大事ですが、それでは真剣味がなくなるので、ある程度感じることも大事なのではないかと思います。
【木村一基八段】
―― 好調の秘訣は
木村 自分では決して好調というわけではなく、普段通りに指しているという感じで、今は根拠のない好調なので落ちるときは落ちるところまで行きそうと思っています。その点には気をつけたいです。
―― プレッシャーを感じないようにするためにはどうすればよいか
木村 プレッシャーに打ち勝てたら、もう少し勝っているかと思いますが(笑)、ストレスを解消するという意味では、走るようにしています。6キロから7キロぐらいですかね。昨日も走りました。
―― 木村八段の大盤解説会が楽しい訳は
木村 心掛けているのは皆さんが興味のあることを盛り込むことですね。例えば雑誌のグラビアだったり、そういった話題を入れるようにはしています。
【立会人 福崎文吾九段】
―― 好調ですか
福崎 好調ではないです(笑)。私はコンピュータゲームが好きで、よくアクションゲームをしています。今回は久々の立会人で、羽生王位を前にドキドキしています(笑)。
―― プレッシャーを感じないようにするためにはどうすればよいか
福崎 好きなことをやっているという気持ちを強く持って、それに打ち勝つ事です。是非皆さんもやってみてください。
(文章書き起こし:潤記者、撮影:夏芽)