2014年5月

2014年5月12日 (月)

控室には吉田正和五段、勝又清和六段、橋本崇載八段が姿を見せている。

Img_1734

Img_1735

Img_1738

Img_1733

(注目の的は▲渡辺明-△森下戦。先手の攻めが続きそうな形で、先手玉は堅い。渡辺明二冠の得意パターンだ)

(文)

__kifu_for_windows_pro_v6_60__txt47

藤井九段が▲1四同香と走った局面。全6局の中で▲藤井-△木村戦の進行が1番早い。△1四同香には▲8三歩~▲6一角成が検討されている。


Dsc_0139(進行の早い▲藤井-△木村戦を検討する千葉六段(左)と神谷八段)

Dsc_0142_2(継ぎ盤の輪の中に鈴木大介八段も加わった)

(吟)

先手:行方尚史八段
後手:千田翔太四段
消費時間:▲2時間0分△1時間44分
▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩 △3二金 ▲7八金 △9四歩
▲9六歩 △3四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲2四歩 △同 歩
▲同 飛 △8六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲3四飛 △3三角
▲5八玉 △4一玉 ▲3六歩 △4二銀 ▲3七桂 △2三歩
▲3八銀 △8二飛 ▲7七桂 △4四歩 ▲3五飛 △7二銀
▲8五飛 △8三銀(図)

20140512h

横歩取りから先手の行方八段は青野流を選択。千田四段は独自の構想で横歩取りらしからぬ持久戦に持ち込んだ。持ち時間4時間とは思えないスローペースの展開だ。

先手:及川拓馬
後手:佐藤康光

▲2六歩 △8四歩 ▲7六歩 △3二金 ▲7八金 △3四歩
▲2五歩 △8八角成 ▲同 銀 △2二銀 ▲3八銀 △3三銀
▲6八玉 △7二銀 ▲7七銀 △6四歩 ▲2七銀 △6三銀
▲2六銀 △1四歩 ▲3六歩 △4四銀 ▲3七銀 △3三金
▲7九玉 △9四歩 ▲9六歩 △1五歩 ▲4六銀 △4一玉
▲3七桂 △3一玉 ▲4八金 △5二金 ▲3五歩 △同 歩
▲4五桂 △3二金 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩
▲2九飛 △4二金右 ▲3四角 △2二玉 ▲1六歩 △5四銀(図)

48

△5四銀までの消費時間は▲及川1時間53分、△佐藤1時間41分。
▲1六歩に対して△5四銀と上がる。先手は3四の角が働くかどうかが命運を分けそうだ。