2013年7月24日 (水)

後手よし

59_1

図の△6六歩まで進んで、控室の声は「後手よし」で一致しています。
△6六歩に▲7三馬は△6七歩成で先手が支えきれません。
▲6八金引と引くことになりますが、6筋に大きなクサビが入ります。
「ちょっと……これははっきりしましたな」(小阪七段)
「わかりやすくなりましたね」(酒井七段)
中盤は先手が攻める展開でしたが、ここにきて攻守交代しています。

控室では68手目△6一飛が冷静な好手だったと言われています。
▲5二角成で飛車が追われてしまいそうなので見えにくい手ですが、△6四飛と逃げながら銀取りに切り返す用意があります。
△6一飛の一手で先手の攻めが止まってしまいました。
控室では早い終局もあるかもしれないと言われています。

59_2 (継ぎ盤では後手の寄せが検討されている)

(若葉)