急戦矢倉 第2局は羽生王位が△5三銀(上図)と指し、急戦矢倉になりました。 前手の▲7七銀(17手目)に呼応した動きで、先手が角のラインを自ら止めているので中央から戦いを起こして手になるとみています。前日のインタビューで語っていたように、羽生王位は積極的に踏み込んでいきました。 もっとも、先手もそれは望むところ。井上九段によると先手はあえて▲7七銀と指し、急戦を誘っていたようです。午前中から早速駒がぶつかって下図。午後からは緊迫感のある局面が続きそうです。 (観戦記者の諏訪景子さんに序盤の解説をする小阪七段) (若葉)