2011年9月
2011年9月13日 (火)
後手の攻め、先手の受け
「先手は攻め合うのは無理ですから、受け切れるかどうかの勝負になっていますね。後手がと金と作れば勝ち、それを先手がしのげるかどうかです。次の手は▲5九歩しかありません。そこで△4八金~△5九竜と底歩を払う狙いと思われます」(飯島七段)
【Twitter解説】
阪口悟>82手目の局面です。後手は遅くても攻めがきれなければ勝ちです。△5七歩には▲5九歩と受けるしかないですか、△4八金と打たれて59の歩を取られては攻めがきれなくなります。先手がかなり厳しい形勢に思います。
所司和晴>83手目(図から▲5九歩の局面)、後手が好調に攻め込んでいます。△4八金と打って、その後△5九竜から△5八歩成を狙って切れない攻めになりそうです。
図から▲5九歩△4八金と進んで、残り時間は▲広瀬43分、△羽生21分。
(八雲)
東京・将棋会館 大盤解説会スタート
17時過ぎの控室
後手、堅さで勝負
後手持ちの見解が増える
【Twitter解説】
(58手目)矢倉規広>△4一香は▲5三歩△同銀▲4三歩成をあらかじめ受けていて、▲3四銀には△3三銀右と強く戦う手を用意した広瀬さんにとってはかなりやっかいな手ですね。
(現局面)矢倉規広>広瀬さんは馬を自陣に引き付けてゆっくりした戦いに持ち込みたかったんでしょうけど、△4二飛はそれをゆるさないかなりきつい手ですね。先手は3筋と4筋に歩がきくのがいやな形ですね。少し先手が自信がないと思います。
矢倉規広六段は「やや先手自信なし」の見解。控室でもここ数手は後手持ちの見解が多くなっています。
控室、宮田六段の見解「(後手は)香得ですし、先手陣は金が3八でなく4八にいるのが痛いです。私は後手持ちです」。
(16時頃、現地大盤解説は飯島七段、上野五段がゲストで解説中です)
(八雲)