すでに勝負所のようで長考合戦になっています。一手前△4五同歩の局面までの消費時間は▲広瀬3時間52分、△羽生5時間10分。広瀬王位は▲4五銀に20分ほど使っています。
(棋譜コメントから抜粋)「▲4五同銀△7七角成▲同桂で角を6六か5五に打つのでしょうが、どちらに打つのが良いか後手は時間をたっぷり使いたい局面です。ただ1日目の△7四歩に1時間25分、封じ手の△4二銀に1時間3分使っています。この長考の中身が▲4五歩からの仕掛けを想定していればいいのですが、想定外だとすればまた時間を使うことになるでしょう」(真田七段)。
11時10分頃、図から△7七角成▲同桂と進みました。「ここでまた手が止まるようだと、さすがに時間を使いすぎですよね」、そう真田七段が心配しかけた矢先に△6六角が指されました。「ここは広瀬王位長考するでしょう」(真田七段)
(八雲)