立会人の塚田泰明九段と副立会人の飯島栄治七段による封じ手予想と2日目の展望です。
羽生二冠が△6四角と打って攻めていましたが、▲7五歩で先手が反撃していく展開になりそうです。
封じ手は△7五同歩が自然ですが、△3六歩を利かすかどうか。いまなら▲3八金の一手です。私は△7五同歩を本命にしたいです。
何と言っても、△6四角が印象に残りました。駒組みが続くと思い、発想にありませんでした。羽生先生らしい奇手で、本局の命運をかけました。
封じ手前の▲7五歩にも意表を突かれました。▲8六歩で十分だと思っていたからですが、確認したら、つり合いが取れていたことが分かりました。普通の相振り飛車とは違う展開になっています。手探りの状態が続きそうで、戦いが始まるまでの流れが楽しみです。
封じ手は△7五同歩で、▲6六銀から乱戦が起きそうです。
(銀杏)
2011年8月29日 (月)