対局が再開されてほどなくして、羽生は△8五歩を着手した。
これは控室でも指摘されていた一手。
【Twitter解説】
佐藤六段 >
昼休の局面、次の手は△8五歩でしょう。そこで▲3五歩は△同歩▲同銀△8六歩▲同歩△8五歩の十字飛車(▲8五同歩は△同飛が銀桂両取り)があるので行きづらいです(参考図)。△8五歩には▲6六歩として、一旦は後手の攻めを受け止める方針にするはずです。
羽生の△8五飛を見て、広瀬はすぐに▲6六歩。佐藤六段の解説通りに進んでいる。
25手目▲6六歩で、第60回NHK杯戦の決勝戦▲羽生名人-△糸谷哲郎五段(肩書きはともに当時)戦と同じ局面になった。
(若葉)