2011年7月

2011年7月13日 (水)

289
(両対局者が大盤解説会場へ。拍手で迎えられる)

292
(両対局者がひとことずつコメント)

323
広瀬章人王位
「序盤は手将棋の難しい将棋になりました。1日目が終了したところでは失敗したかなと思っていましたが、△4九銀(80手目)と打った辺りから、少しずつ良くなったのかなと。最後はギリギリの勝負を勝てたので、達成感があります。七番勝負はまだまだ続くので、2局目以降も新聞などで是非ご覧になってください」

344
羽生善治二冠
「力戦調の難しい将棋になりました。損して動かなければならないので作戦的に面白くなかったですね。難しいと感じるところもありましたが△4九銀(80手目)があって、どうも苦しいです。最後も2四飛がよく利いていて足りないですね。2局目以降も頑張りたいと思います」

294
(ある女流棋士が両対局者を撮影)

299
(対局室に戻る)

(翔)

283
(終局直後)

300
(先勝の広瀬章人王位がインタビューに答える)
「序盤は手探りの状況が多く、失敗したかと思っていて途中はしんどかったです。終盤はちょっと残しているかと思っていましたが際どい変化が多く、△8六歩(127手目)~△8五歩でぎりぎり詰んでいると分かったときに勝ちになったと思いました」


310
(敗れた羽生善治二冠)
「序盤はおとなしく指しすぎてしまい、△3五銀(32手目)が活きる展開になって先手番としては面白くなかったかもしれません。難しいと思っていましたが、△4九銀(89手目)でしびれてしまったので、違う指し方をしなくてはならなかったかもしれません。終盤は際どいけど足りないと思っていました」

(翔)

_138
第52期王位戦第1局は7月13日19時25分、138手までで広瀬王位の勝ちとなりました。
消費時間は▲羽生7時間59分、△広瀬7時間54分。(持ち時間各8時間)
第2局は7月26・27日(火・水)に兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」にて行われます。

(翔)

_119図で△8三歩は▲6三歩成のときに先手玉が詰むかどうかわからない。数手前の時点で、昨日のTwitter解説担当だった畠山鎮七段から控え室に電話があった指摘だ。
今日のTwitter解説の金井五段、控え室は「△8三銀▲6三歩成△8四銀で詰まないのでは」。
本譜、広瀬王位は△8三桂。これは、詰めろだ。

280
(検討する阿部八段)

(翔)