2011年6月

2011年6月13日 (月)

第52期王位戦・七番勝負日程と対局場は次の通りです。

第1局 7月12日(火)・13日(水)三重県志摩市「賢島宝生苑」
第2局 7月26日(火)・27日(水)兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」
第3局 8月2日(火)・3日(水)北海道小樽市「グランドパーク小樽」
第4局 8月9日(火)・10日(水)福岡県北九州市「門司港ホテル」
第5局 8月23日(火)・24日(水)徳島県徳島市「渭水苑」
第6局 8月29日(月)・30日(火)神奈川県秦野市「陣屋」
第7局 9月12日(月)・13日(火)神奈川県秦野市「陣屋」

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(本日の棋譜)

本局の中継はこれで終了いたします。ご観戦ありがとうございました。

(八雲)

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(感想戦終了後は、NHK「囲碁・将棋フォーカス」などの取材が行われました)

【感想戦のポイント】
(本譜△5三金に代えて)△4四歩が良かった。以下▲5五角に△5四歩の凡手が非凡手で、(1)▲4四角は△3五銀▲同角△同歩▲5六飛(△5五角の王手飛車を避ける)△5五歩▲4六飛△3九角で先手大変。(2)▲7七角なら△4一飛と渋く指しておけば難解だった。後手は△3八角成から桂を取って△6五桂が楽しみだ。「先手の角がいなくなって欲しかったんです。△5四歩は見えないな」と藤井。羽生は「角がいないと端が緩和されてしまうんです。自信ないです」と語った。
20110613hf48zu

(八雲)

170

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【羽生名人インタビュー】
・本局を振り返って
「序盤の構想で…問題があったかもしれないです。なにか、こちらから動かなければいけない展開になってしまって。あまり自信がない局面が続きました」

・形勢が良くなったと感じたのは
「(69手目)▲8四歩と打つ展開になって、少し良くなったかなと。こちらは意外と寄りがないようでしたので」

・七番勝負に向けて抱負をお願いします
「あ、はい、ええ。気持ちも新たに、臨みたいと思います」

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【藤井九段インタビュー】
・本局を振り返って
「(中盤までは)そんなに悪くはないかと思っていました。ただ、端のプレッシャーがあるので、その分だけ自信がなかったですね。正しくやっていれば難しい将棋だったと思いますが。(48手目)△5三金が良くなかったかもしれないです」

(八雲)

Oui20110613_79 広瀬章人王位への挑戦者を決める第52期王位戦挑戦者決定戦は19時15分、79手で羽生善治名人の勝ちとなりました。消費時間は羽生3時間42分、藤井3時間56分。七番勝負の第1局は7月12・13日、三重県志摩市「賢島宝生苑」にて行われます。
【Twitter解説】
「最後は羽生名人が慎重に寄せ切りましたね。藤井九段は△3五銀と打ったからには自信があったのではと思いますが、その後の直線に誤算があったのでしょうか?観戦ありがとうございました」(片上大輔六段)
「△3五銀から一直線の順で大差になってしまったのは残念でした。△5三金に時間を使ってるので、予定変更だったのかと思います」(吉田正和四段)
「ゆっくりした展開から一気に終盤に入り、最後は羽生名人が手堅く寄せ切りました。途中、藤井九段に何か誤算があったのかもしれません。48手目△5三金に対して▲3六銀から▲7二成銀まで銀の(ドリブル)使い方が印象的でした。本局の観戦ありがとうございました。」(大石直嗣四段)