2010年9月

2010年9月 2日 (木)

Oui20100901r73 図は73手目▲5三角まで。先手の攻めが続く展開となっています。瀬川四段に後手が逆転するためにどのような展開になればいいかを聞きました。「後手は攻め合いは無理ですから、ゆっくりした展開にしたいです。64手目△7一香も、その流れに沿ったものです」。

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(外から見た控え室)

(銀杏)

Oui20100901r65 図は19時前の局面。65手目▲4一銀まで進みました。残り時間は広瀬35分、深浦1時間となっています。盤面は、先手の攻め、後手の受けという流れに変わってきています。
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(樹齢300年の椎の木)

(銀杏)

Oui20100901r61 図は61手目▲8五桂の局面。広瀬六段が銀桂をさばきに出ました。「振り飛車有望」の意見が出始めています。深浦王位はどのように指し進めていくのか。
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(18時45分の控え室。中村九段、佐藤七段、野月七段、瀬川四段、里見女流名人・倉敷藤花が検討している)

(銀杏)

王位戦七番勝負の夕食休憩はないため、18時30分に対局者におにぎりの差し入れが出されました。この後、チョコレートと水の差し入れも出すとのことです。
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(梅とサケのおにぎり)

(銀杏)

Oui20100901r55 図は18時15分ごろの局面。広瀬六段が▲6七銀と駒を活用した場面です。野月七段に見解を聞きました。「後手は厚みを作りに来ています。先手は3六歩を無条件で取られないようにしたいです。取られるなら代償が欲しいです。また、△4五銀の瞬間を狙いたいですね。好位置にいる5五角を追うために▲6七銀は自然な手です。8七飛・7六銀・7七桂のままではひどい形ですから、使わねばなりません。△4五銀には▲7一角から馬を作れます。後手も▲7一角に△7二飛から△7五飛と使うことになりそうです」
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(とある宿泊部屋。窓からは竹林が見られる)

(銀杏)