（早稲田大学の学生が継ぎ盤を動かしている）

（プロ棋士の継ぎ盤）

（どのような手順だったのか、先手陣がすごい形になっている。大激戦になると、何が起きてもおかしくないということの一例）

（銀杏）

（息をはく広瀬六段）

（深浦王位）

図は102手目△４五歩の局面。控え室では後手玉への明快な寄せは見つかっていません。直前に△２五歩と伸ばしたことで、かなり頑張りが利きます。局面自体は依然先手良しですが、しばらく前からすると、差が詰まっているようです。

（銀杏）

（ハンカチを口元に当てて考える深浦王位）

（ふっと横を見る広瀬六段）

（銀杏）

  図は99手目▲４七同金の局面。以下△同角成に△同角成▲４九香△６九馬▲４三香成△１二金▲３二成香△同銀▲１一金△４一歩▲１二金△同玉▲３一金（参考図）という順を検討していました。しかし、深浦王位はジッと△２五歩として、懐を広げました。粘り強く、実戦的な指し回しです。「これは広瀬さんは焦りますね。読まれていない手でしょうから」と佐藤七段。「やはり簡単には決まらないですね」と野月七段。

（銀杏）

（銀杏）