2010年8月

2010年8月 4日 (水)

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再開後すぐに△2五同飛を着手する深浦。ここで飛車で取るのは、
自陣の利きがなくなるので指しにくいと控え室では言われていたが
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深浦の△2五同飛を見て、広瀬はこの態勢で読みを入れていた

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深浦は着手後にお茶を一口

(吟)

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対局室に入室すると増田六段が1人盤面を凝視していた

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対局室から見える街並み。空はやや曇ってきた

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対局が再開する前に棋譜に目を通す深浦

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本局は2五の桂がポイントとなっている。深浦の仕掛けた
△2五桂(34手目)。広瀬が昼食休憩前にタダで捨てた▲
2五桂(63手目)。
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昼食休憩までの局面。下が先手の広瀬

(吟)

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図は▲2五桂と広瀬がタダ捨ての桂を跳ねた局面。
△同飛は自陣に飛車の利きがなくなる。△同馬は
▲5三桂成(馬の利きが消えたため△同馬と引き
つける手がなくなった)がある。

「非常手段ですね。△同飛は自陣への利きがなくな
るので△4四馬と引いてみたいです」(菅井四段)

この局面で深浦が17分使って、昼食休憩に入った。
ここまでの消費時間は▲広瀬5時間41分、△深浦5
時間10分。再開は13時30分からとなる

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昼食は両対局者ともに稲庭うどん(冷)、天婦羅、ひじきの小鉢、
デザート3種、ごはん、香の物

(吟)

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図は深浦が△2六角成と角を成った局面。
控え室では△4六角成や△6四銀が予想
されていたが、2筋へ角を成っていった。
「そっち!」思わず控え室でも声が上がる。
▲5三桂成には△同馬と引きつける手が
手厚いと見ているのだろう。
「腰が重すぎます。勉強になります」と増田
六段も驚きの表情。

「△5九と~△2六角成は物凄くいい手に見
えます。▲5三桂成△同馬となれば、次の△
2八飛成も厳しく振り飛車を持ちたいです」
(菅井四段)

(吟)

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右奥に見えるのが中の坊瑞苑、赤い橋が記念撮影を
行った“ねね橋”

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川沿いで水遊びする子供たちや涼をとる人たちも
見られた

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上の写真は2日の夜の有馬川

(吟)