感想戦 中盤から深浦の強靭な受けに苦しいと見られていた広瀬だが、難解な戦いを制して、大きな2勝目をあげた 4手目△3三角戦法から△2五桂ポンと意欲的な指し回しを見せた深浦だが惜敗を喫した。次局は地元の佐世保。巻き返しを狙う (吟)
終局直後 「苦戦を意識していましたが、▲2五桂(63手目)は勝負手のつもりでした。恐かったが▲8八銀(93手目)でギリギリ大丈夫だと思いました」と主催紙のインタビューに答える広瀬 「居飛車で来られたら、△3三桂(4手目)は予定でした。▲8八銀(93手目)と受けられて手がないのでは、まずかったですね」とインタビューに答えた深浦 まだ興奮冷めやらないのか、両対局者とも言葉を選びながら話していた (吟)
広瀬接戦制し2勝目 広瀬が125手で制し2勝目をあげ、2勝1敗とリードした。終局は19時22分。消費時間は▲広瀬7時間58分、△深浦7時間59分。第4局は8月10・11日、長崎県佐世保市「ホテル万松楼」で行われる 投了図以下は△8三玉▲7二角△同玉▲6一角まで即詰み (吟)
広瀬優勢 控え室の検討通り▲8八銀と広瀬が打った局面。これはどうも逆転したようだ。先手玉を寄せる思わしい順が発見されていない。後手玉はピッタリした受けもないようだ。したがって▲7五桂で広瀬優勢と言う控え室。深浦の手番であるが、まだ手が伸びてこないここまでの消費時間は▲広瀬7時間55分、△深浦7時間23分 (吟)
深浦優勢と言われていたが… 図の△6八角成に▲8八銀と打って、難解のようだ。一時は深浦勝ちで動いていた報道陣だが、また控え室へ引き上げることに。先手はまだまだ粘りある形で形勢は揺れ動いている。後手にうまい寄せがなければ先手から▲7五桂という手がとんでくる (吟)