2010年7月
昼食休憩に入る。再開は13時30分より
大盤解説会のお知らせ
北海道新聞社の特集サイトに、大盤解説会のお知らせがございます。大盤解説会は28日(水)に行われます。
■第2局大盤解説会のお知らせ
島朗九段と久津知子女流初段が、勝負のポイントなどを分かりやすく解説します。開演は28日午後4時です。※開場は午後3時30分~終局まで(最長午後8時)
■解説会情報
会場:ルネッサンスサッポロホテル 地下1階「ボールルーム」
札幌市豊平区豊平4条1丁目 電話(011)821-1111
定員:200人 ※満員の場合は入場をお断りする場合があります。
【入場無料】※直接会場へお越しください
解説者:島 朗 九段
聞き手:久津知子 女流初段
※対局は非公開です。
■記念品があたる次の一手クイズ
大盤解説会場で「次の一手クイズ」を行います。正解された方には、抽選で扇子ほか記念グッズを差し上げます。
■お問い合わせ
北海道新聞社事業局「王位戦」係
電話 011-210-5731
(9:30-17:30 土日祝休み)
■主催/北海道新聞社、日本将棋連盟
■後援/北海道将棋連盟
■特別協力/ルネッサンスサッポロホテル
(文)
激しい戦いに
図は11時15分頃の局面。深浦王位が▲9九香と端に勢力を足した手に対し、広瀬六段が玉をかわした局面。ここから▲9三香成△同歩▲3四桂までパタパタと進んだ。勝浦九段は「早いなあ。15時には終わっちゃうんじゃないの? もっと考えてよ」と、カメラの向こうの対局者に語りかける。「でも、最近の将棋は激しくなってからが長いですから」と返すのは島九段。
▲3四桂は飛角の両取りで、局面は一気に激しさを増してきた。「これはもう終盤戦だねえ」と勝浦九段。島九段が「飛車寄りますよね」と△3二飛を示す。以下▲4二桂成△3五飛▲4三成桂△5七香が進行の一例。確かにそう進めば、すでに局面は「相手玉にどれだけ早く迫れるか」というスピード争いになっている。ここまでの消費時間は▲深浦4時間28分、△広瀬5時間9分。
(島九段(左)と鈴木宏彦さん(右)。鈴木さんは本局の観戦記を担当する)
(文)
豊平川
深浦王位、角切りの強襲
広瀬六段が△5六歩と反撃した手に対して、棋譜解説チャットの阿部四段は「△5六歩には▲9三角成!があります。以下△同桂▲9四香△9二歩に▲9九香で端が破れます」と、角切りから端に集中する順を指摘。これに対し、島九段と豊川七段は「角切りですか? うーん、あんまり気が進みませんけどねえ」と疑問を投げかける。▲4六角と逃げておくくらいでどうか、と考えているようだ。と、そこへ深浦王位の▲9三角成がモニタに映る。これを見て島九段が「あっ」と声を出す。「若者の意見を軽視しました」と苦笑い。
(島九段(左)と豊川七段(右)。阿部四段が指摘した順に進み、苦笑い)
(文)